2012-07-24

面倒くさいので、喫煙また辞めます。と書いてみる。


半年の禁煙の後、また今日、10本ほど吸ってしまった。喫煙者K先輩との取材旅行最終夜に吸い、帰宅して、おお久しぶりってなもんで、友人のPとMにもらいタバコ、そして今日、ついに一箱購入。今日の購入理由? たぶん、天気のせいだ。曇っていて、うつうつとした冬が戻ってきたようだったから。


しかし、大事な友人の多くがこうも喫煙者なのはどういう訳だ(笑)


今日の最後の一本は既に「おいしくないけれども、必要だから吸うタバコ」だった。嫌気がさして残りは水没させ、こうして卒煙の決意を新たに記すが……。
結局これなのだ。久しぶりの数本は味こそないが、記憶に刻まれた解放感を味わうタバコ、そしてまた「味を覚え」、依存タバコが始まる。で、自分にうんざりする。

自分ではどうしようもなく左右され、支配され、愛児に顔も近づけられず、吸いたくてどうしようもないと(外に行かなければ吸えないから)横ではしゃいでいる子どもが早く寝てくれないかとさえ思う。そういう力を持った薬物。尋常ではない。普通だったら吸わないよ。

なんとか肯定してしまいたくなる気持ちは常にある。なんだろうこれは。現代の多勢である超クリーン志向を否定しようとする抵抗者・アナーキストとしてのスタイルか。やめた半年間も嫌煙組にはならなかった。その辺が俺の良いところでもあり、限界でもあるのだろう。

いずれにしても、「いずれ吸わされるだけのタバコになる」ということをどうしても忘れてしまうのが問題。「たった一本では済まない」それをどうしたら覚えていられるのだろう。やはり久しぶりのたった一本はうまいかもしれない。なつかしいもんね。だがそいつを吸ったらあとが厄介。それをどうしたら覚えておけるだろう。嫌な過去は忘れる、というのは人間の優れた特性でもあるようだし。過去はなんだか輝いてしまうんだよなあ。20年の心的依存症というのはなかなか手ごわいもののようで。

もうともかくこういう自分が面倒くさいので、人間は辞めませんが、またタバコ辞めます。

しかしフィリップ・モリス20本で4.90ユーロは高いよね。労働者の平均月収1000ユーロ前後の国ですよ。月収の1割以上なんて異常だ。

2 comments:

  1. ああ、ちなみにまた喫煙者に戻りましたので悪しからず。一箱五ユーロの修羅の道。。。

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    1. 2015/12/11現在、禁煙してから500日近くなります。
      このまま行けるかな。もう煙草のことを考えぬ日がほとんどです。

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