2008-06-26

comunicazione: FUORI SEDE, 6/25-30, 不在のお知らせ

da oggi, il 26 giugno, pomeriggio fino al lunedì 30, sarò in viaggio e probabilmente non avrò modo di leggere le vostre e-mail. Vi chiedo scusa in anticipo per le eventuali inconvenienze. Per le chiamate urgenti lascio aperta la porta del cellulare.

Ryosuke Iida

今日から30日月曜日まで家を留守にします。同期間はメールへのお返事が難しい場合もありますが、予めご了承下さい。緊急のご連絡は携帯電話までお願いいたします。

飯田亮介

2008-06-24

これ、僕じゃありませんから

ブログへの来訪者データを見ていて、Googleから「フィレンツェ、亮介」のキーワードできている人がいることに気がついた。なんだフィレンツェにもオレと同じ字の亮介が住んでるのかな、、、と思って検索してみると、大聖堂の落書についてのニュースにぶつかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080624-OYT1T00570.htm

写真の右端に「亮介」と縦書で、刻まれている。こりゃ、マジックペンの女子大生よりたちが悪い(笑)オレはこういうことしないし、迷惑な話だ、と思って画像を見れば、何だか自分の書き癖にそっくり。不気味だ。名字らしき「木」の文字が見えているから、名字が「田」で終わる自分のはずはないのだが、、、なんだかなあ。

こんなのも十数世紀過去の筆跡なら、貴重な史料なんだろうけど、(wikipedia 古代ローマにおける落書)今やったらただの迷惑。

まあ、イタリア人もやるんだけどね、こういうこと。ただ漢字は余計に目立つね。x木亮介くん、止めなさい。僕が恥ずかしいじゃないか。

【追記】
亮介の部分を拡大してみると、どうやらx木ではなく、x村とか、木偏の字のようだ。どうでもいいんだけど。

Vettore tutta la Cresta Nord, dal Colle di Monte Gallo

土曜は結局、予定していたよりも3時間ほど長く歩き、モントットーネからも見えるVettore山の北稜を完全踏破。


金曜の晩に仲間たちと村のレストランで飯を食い、たらふくワインを飲んで寝たら、恐れていた通りに深く短い酔払い睡眠となってしまい、夜中の2時には目が覚めてしまった。家を2時半にバイクで出発、4時半には歩き始めてしまった。こういうフレキシブルな行動は、やはりわがまま勝手な独り歩きじゃなければ出来ないこと。

もちろん寝不足で、Vettore山頂では40分の仮眠、Altinoのバールでは昼食・昼寝の3時間休憩まですることになったが、暑くなるこの季節からは、月明りに照されて早朝に歩き出すのも悪くない。



日の出前後の三十分は本当に美しい時間。テルツァーニも「メリーゴーランドの最後の一周」でこんな言葉を残している。

IN INDIA si dice che l'ora più bella è quella dell'alba, quando la notte aleggia ancora nell'aria e il giorno non è ancora pieno, quando la distinzione fra tenebra e luce non è ancora netta e per qualche momento l'uomo, se vuole, se sa fare attenzione, può intuire che tutto ciò che nella vita gli appare in contrasto, il buio e la luce, il falso e il vero non sono che due aspetti della stessa cosa.

インドでは、一日で最も美しい時間は日の出の時だと言われている。あたりにはまだ夜が漂い、日の光もまだ満ちてはいない時。闇と光の区別もまだはっきりとしていない時。人はそのひと時、そうすることを望み、注意深くなることができる者なら、光と闇、真と偽といった人生のなかで対立して見える全てが実は、同じひとつのもののふたつの様相でしかないことを直観することができる。

Sono diversi, ma non facilmente separabili, sono distinti, ma «non sono due». Come un uomo e una donna, che sono sì meravigliosamente differenti, ma che nell'amore diventano Uno.

それぞれ異なってはいるが簡単に分けることはできず、区別こそあれ、『二者ではない』のだ。男と女がそうであるように。素晴らしく異なる男と女、だが愛においてはひとつとなる。

Quella è l'ora in cui in India - si dice - i rishi, «coloro che vedono», meditano solitari nelle loro remote caverne di ghiaccio nell'Himalaya caricando l'aria di energie positive e permettendo cosi anche ai principianti di guardare, appunto in quell'ora, dentro di sé, alla ricerca della spiegazione di tutto.

 日の出の頃は、インドでリシ『見る者』たちが、ヒマラヤの人里離れた氷窟で独り瞑想をする時、そう言われている。リシたちは瞑想をしながら大気をポジティブなエネルギーで充たす。そのおかげで駆出しの求道者たちも、日の出の頃は、すべてを解き明す答えを求めるために自らの内面を見つめることが可能になる。そういう話だ。



実際、毎朝、日の出とともに散歩に出かけてこんな風景を見ていたら、人生変わるだろうな、と思う。別にわざわざ遠くの高い山に登ることはないのだろう。見晴しの良い丘か、海か、遠くの山か。いずれにしても、大きな風景があればいいのだと思う。



Altinoのバールでビールを飲んでやれやれと酔払っていると、ポーランド人のおじさんに、どうして君は山に登るのか、君の宗教は何か、なんてことを聞かれた。その時はありていな答えを返したけれども、ふたたび歩き出してから思った。オレは教会に祈りに行く替わりに、山に行くのかもしれない、と。



<記録>
Colle>S.M.Pantano>Imbuto>Vettore>Cresta Nord di Vettore>M. Banditello>C.ma delle Prata>Altino>S.M.Pantano>Colle

2.51 Montottone発

4.24 1015 m Colle発
4.49 1159 m S.M. in Pantano
5.53 1526 m Fonte del Pastore (奇岩と水場のある高原)
7.29 2086 m base del Sassone
8.39 2476 m Vettore着 大休止
9.17 Vettore発
11.26 1823 m Sella
12.30 1035 m Altino着 昼食・昼寝・ビール
15.25 Altino発
16.20 Sorgente Santa (S.M. in Pantano)
16.35 Colle着

12時間行動、昼寝などを除けば9時間コースか

2008-06-20

明日のルート Percorso di domani

登山届を出すシステムは、国立シビッリーニ山地公園にはないようなので、いつも家にルート地図を残してゆく。

明日のルートをGoogle Earthで書き出してみた。

S.Maria in Pantano (1180 m) > s. 131 > Vettore (2476 m) > s.35 cresta nord > M. Torrone > s. 132 > S. Maria in Pantano

約10キロ、5-6時間のルート。

日帰りの予定が一晩くらい帰らなくても、翌日の昼ぐらいまでは騒がないで欲しい。ビバーク(緊急露営)の用意もあるし、連絡しようにも携帯がつながらないことも多いのだから、、、そんなつもりではいるが、夜になっても帰らなければ心配性の家人は多分すぐに、SOCCORSO ALPINO(山岳救助隊)に電話をしてしまうのだろう。

ちなみにイタリアの山や洞窟で遭難したら、緊急電話番号は全国共通の 118 番です。
と思ったら、いくつか例外の州(アブルッツォ、ウンブリア、カンパーニア、プーリア、カラブリア等)もあるようだ。参照 www.cnsas.it イタリア山岳洞窟救援隊ページ。まあでも、ほとんどの山は118だと思ってよろしい。アブルッツォのグランサッソに行く時だけ、要注意かも。

30ユーロほど払ってイタリア山岳会のメンバーになると、救援費用がカバーされるという話。それもあって入会したけど、本当にヘリ搬送費も無料になるのかな、、、

ちなみに118は平地での救急車と同じ番号らしい。恥ずかしい話だが、今知った。山の118はしっかり覚えてたのに。

2008-06-17

久しぶりに火器を購入

久しぶりに火器を購入した。火器と言っても、キャンプ用のガスバーナーのこと。

昔、日本で自転車旅をしていた頃は、MSRのウイスパーライトと言うホワイトガソリンを燃やすコンパクトストーブ(=ガスバーナー)を持っていたが、十年ばかり(もう十年!)テントで泊まるような旅をしてこなかったので、必要になる場面もなかった。

2008-06-13

より気楽に

より気楽にブログを書き続けてみようかと思う。イタリア語/日本語共用のインターフェース構築をしたり、どうしても写真を入れたくなったり、内容もないのに発表の気負があったり、作業に時間のかかることが多いため、ついつい、書かずじまいできた。ホームページなどは数年放棄状態だが、ブログは続かなければ意味がない。


秋葉原の事件をネットで見ていて、凶器のダガーナイフにはっとさせられた。ドラクエやウイザードリーと言った古典RPGで「いちばん安い武器」として有名になったものだ。だが、実物の写真を見たのは初めてだった。

美しいものだ。とはいえ、使いようのないものだ。使うような情況に出会ってしまうこともないと思う。持っていたら使ってみたくなってしまうのだろうか、そんな魔力がナイフや日本刀にはあると思う。問題は、そんな魔力への耐性の弱さと、その弱みを持つような育ち方なのだろう。これもまた、痛みを知らずに育った世代の問題なんだろうか。

ダガーナイフを見た直後に、iPhone3Gの発表を知った。

これもまた、美しいアイテムだ。ダガーナイフとiPhone、いまの時代の象徴的なふたつのアイテム、そんな気がした。