2010-01-29

il Pizzo di M. Priora, あくまでスノーシュー

Camminata-prova per nuove ciaspole Tubbs Flex Alp: Vetice > Pizzo di M. Priora in 21-01-2010

せっかく買ったタブスの最新スノーシュー。こいつの底力が知りたくてたまらない。でも派手な新雪がなかなか降らない。しかたがないので、1500m以上に残っているはずのクラストした残雪でテスト、できるだけアイゼンは使わない、ということで出かけた。目標は2332mのプリオラ山。シビッリーニで一番好きな山だ。二三ヶ所、トラバースと直登で、スノーシューでは厳しい感じに凍ってるところがあるのではないかと予測しつつ。


da circa 1300 m appare traccia di neve
1300mぐらいから雪がつきはじめる
イヌのような足跡がいっぱいあるのはキツネだろうか。
オオカミにしては小さい。




circa 1555m, dove si esce dal bosco verso il piccolo imbuto sotto il pizzo
1555m付近、森林限界。1400m付近からスノーシューをはいて見た。


Prima dell'ultima salita sotto il pizzo. Sarebbe una zona di pericolo valanghe, se ci fosse neve fresca, ma la neve è vecchia e molto stabile come previsto.
ma chi è questo animaletto che mi procede?
結構傾斜のある雪崩地形のトラバース。部分的には40度前後かな。予測通り積雪はわずか20cmほどで、古く、クラストし、安定していた。新雪の積もっている時には近づきたくない場所のひとつ。
この日は雪崩れようのない安全日。


la croce sotto il Pizzo, sopra l'Ambro, e Montefalcone fra le nuvole
この十字架、なんでも立てる時に亡くなった若者がひとりいたとか


sopra la cresta, l'animaletto misterioso mi invita verso la Priora, ma...
今回のルートはずっとこの狐らしき動物の足跡を追って歩く。しかし狐が1800mまで登ってくるだろうか?


Qualcuno conosce la storia di questo Stefano, della quale lapide si trova proprio sulla cima del Pizzo? Ho sentito che era morto per mettere la croce della foto precedente o qualcosa simile...sarà veramente stato così?
先ほどの十字架を立てる作業の途中で亡くなった(らしい)ステファノ君の碑。


La Priora era coperta di nuvola, e l'ho lasciata perdere.
Tanto ci ritorno prima o poi...
目標のプリオラ山までは後2時間、でも怪しい雲が山頂を覆ってしまったので、今回はステファノ君の碑のあるピッツォ 1750mでのんびりして終了。
いいんです。もう何度も登った山ですから。また来ます。


Ho salito fino alla cresta di 1700m con le ciaspole, ma non vi consiglieri di imitarmi. Infatti per la discesa mi sono messo i ramponi per sicurezza. Per le salite/discese in pendenza critica, ci vuole veramente coraggio con le ciaspole.
登りはなんとかスノーシューで乗り切りましたが、やっぱり下りは安全地帯までアイゼンをはきました。


e si rimette ciaspole in pace
安全地帯でスノーシューに履き替え、ほっとひと息。


1100mまで下りたところで雲に追いつかれました。
quasi l'arrivo e sono raggiunto dalla nuvola che scendeva.

今回のテストのひとまずの結論は、やっぱりシビアな下りはアイゼンがいいということで。日本から比較用にワカンも持って来て見ようかな。
森林限界以降の積雪はほんとわずかなものでしたので、もちろん靴だけでも雪面を軽く滑りながら気持ちよく下れる情況でした。ただ片方の膝に軽い爆弾をかかえている自分はフレックステールの衝撃吸収効果とすべり止めを期待して、スノーシューをはきました。時おり、雪の下の石をクランポンで踏みつけてがりっといやな音がしましたが、それ以外は快適でした。


Percorso Vetice-Pizzo
今回のコース

2 comments:

  1. プリオラ山迫力ですね。
    スノーシューもこんな山でも使えるようになって可能性が広がりますね。^^
    登りのラッセル時はワカンやアイゼンよりもはるかに楽だと思います。シビアな下りはやはりアイゼンが安心ですね。
    どれも一長一短なので使い分けるのがまた楽しいのかもしれませんね。

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  2. プリオラはシビッリーニ山地のなかでも、一番好きな山です。約2400mありますが、今回到達した稜線から20分ほどの1800m地点に羊飼いの小屋と水場もあり、そこで下界を見下ろしながらのビバークがまた楽しいのです。

    今回は本当にスノーシューもいらぬ条件でしたが、あればあったでやはりスリップ防止にもなりますし、疲労軽減に役立つ気がしました。

    例のピッケルを購入したのも、スノーシューの二キロ分を軽量化によりプラスマイナスゼロにしてしまいたいという気持ちがあったためです。アルミアイゼンの導入という手も実は考えています。スノーシューメインにしてしまえば、アイゼンはところどころで使うだけですから。岩稜があるようなルートでは従来のアイゼンを持っていくことにしたり。

    やっぱり道具フェチですね(笑)英語じゃGear junkieギア・ジャンキーとかいうらしいです。

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