2007-02-18
ちょいワルおやじとニキータ
年末年始の帰国時、「現代日本人にとってのイタリアのイメージ」という割と僕の生活がかかっている研究分野の参考資料として、何か雑誌を買おうと思っていました。
特にファッション関連。いわゆるブランド物(アウトドア関連実用品とギターを除き)にも流行にも、縁のない人生を送ってきたもので、例えば某旅行ガイドの仕事で、ブランドショップ取材にゆく時など、最初は、気後れすると同時に、「勉強不足」を実感したものです。プレタポルテって何?ミラ・ショーンって男?女?あの有名なジャッポネーゼのKENZO?そう言われても、そんな奴には会ったことないぜ、、、名字言ってくれよ、、、
結局帰国時まで忘れかけていたんですが、成田空港第二ターミナル46番出発口の横にあった売店で、クレジットカードで一冊購入(円現金は所持金ゼロ。もうユーロモードでしたので)したのが、
LEON 2007 2
「ミラノオヤジのモテルお買い物天国」(別冊付録、Eyewear LEON「スーツオヤジはメガネでキャラ変え♥」)
いやあ、なんか初めてエロ本買った時みたいに、恥ずかしかった。
ナポリ人ジローラモ君が変な姉ちゃんとベスパで2ケツしている写真のあるまっ黄色なカバー。強烈です。思わず裏にしてレジに渡したくなりました。
Prima di tutto, tutti sti modelli italiani o stranieri...i lettori nipponici come fanno a identificarsi a loro occidentali che sono tanto diversi di faccia?? BOH..
翻訳します。
第一よぉ、このイタリア人と西洋人ばっかのモデル写真見て、日本人のおっさんたちは、どうやって自分に似合うかどうか、判断するのさ!訳分かんねえ、、、
というのが、第一印象でした。
第二印象も変わらず。
読後の感想も、そこに尽きる。
やはり、俺には分からねえ、、、
彼らは何を求めて、ニキータにめちゃモテル、イタリアンなモードを着こなしてみたりするのだ?
LEON見てそのままの格好でミラノに来て、ナンパするわけ???
ねえよな、、、
ジロラモ、あんた凄いよ。今までどこか馬鹿にしてたけど、アンタスターだよ。スター。
写真は全く関係ありません。
モントットーネのちょいワルオヤジは
こんな処で世をすねています(笑)
このちょいワル猫は、
ちょいワル兄さんの立ち小便風景を横でじっと眺めるのと、
その妻ニキータの寝ている横で、サイドボードの彼女のメガネを床に落とすのが趣味です。
仕事部屋。
奥の本棚は最近、義父が作ってくれました。いいね、本に囲まれた空間。
空、部屋の窓から。
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2007年02月18日
ReplyDelete10:29
BiBi
ファッション雑誌とか買わなくなってどれくらいかなあ。雑誌情報に踊らされて買ったり食べたり、旅行したり、ちょっと抵抗ありますね。トロッポエザジェラートなんですよね、要するに。「究極の」とかいう枕詞も氾濫しすぎてて、結局、何もかもが究極になっちゃって、みんな同じみたいな。あんまり振り回されたくないなあと思いますね。
そこで求められるのはオリジナル!良いですねえ。世界でたったひとつの手作りの本棚。これからは、手縫いの服が良いんじゃないかなあ。日曜日は服を縫う。ちゃって。
仕事部屋の写真で一番に目に留まったのは、椅子ですね。良い椅子に座ってますね。腰痛なんかないでしょうね、これだったら。
2007年02月18日
13:43
サヌキコアラ
レオンの編集長さんが、ジローラモさんを使って、ちょい悪親父のイメージを作り上げたらしいです。この編集長さんすごいです。あんまりまわりにちょい悪親父を見ないんですが、最近奥さんに、女性問題のことで新聞にあやまって下さいと書かれちゃったベルルスコーニさんはちょい悪親父にぴったりねえ。
2007年02月18日
15:27
茶tea
素敵です。その机の配置。日本で、どれだけの人に自らこの発想ができるでしょうか。素晴らしい。 そして、本棚の書物よりも、振り向けばすぐ手にできるそのギター。しかも2本。 更にこの時、日本語小説でも訳されていたのか、ちゃんと縦書きですね。拘りを感ぜずにはいられません。 飯田さん、貴方に、ちょいワルの称号を与えましょう。と言っても、まだオヤジには早すぎます。ですよね?(^^)
2007年02月18日
20:10
亮介@Montottone
Bibiさん
オリジナル指向、それもまた、雑誌などを見ていると「個性」の枕詞付きで、やはりマニュアル的な方向づけが行われているようです。「わたし流」みたいなぁ……
完全なオリジナルというのは、社会に生きている限り、何らかの他人の影響を受けますから、なかなかないんでしょうが、でも自分の好きなものの手作りっていいですね。
プラダが好きならプラダでもいいんです、本当に好きなら。ただそれを手作りしてしまうくらい好きになって欲しいですね。
日曜日にウシを殺して革をなめす、、、いないだろうなあ(笑)
イスは元祖の北欧メーカー製ではありませんので、たしか100ユーロ前後だったと思います。でも、いいですね。
水泳・登山・自転車やっていた頃の貯金があるせいか、腰痛はもともとなったことがありません。けれど、肩凝りなどは減った気がします。
あと、イスを買うと言うことで、何か「腰を下ろす」といいますか、「この地に生活をしてゆくぞっ」というような気分になりました。留学時代は、引っ越しを考えて買えないものだらけでしたから。
さぬきコアラさん
そうか、やはり編集長のワザでしたか。多分、その辺のバールでだらけているオヤジたち、一回も働いたことないくせにうまいこと過去の年金でだらだらと暮らしている、バール通いのおっさんたちも、編集長の手にかかれば、「ちょいワル」なんだと思いますよ。
以前にコーディネートした旅行テレビ番組のなかでも、その辺の普通のおじさん捕まえて、「ちょいワルおやじ」って言わせてましたから。非常に失礼ですよね(笑)
ベルルスコーニは、パワースーツに力が入りすぎでしょう。あの肩幅、何とかして欲しい。アメリカ大統領が来た時の、バンダナルックも良かったな。大不評でしたね。
茶tea君
机の配置は、窓の開け閉めの都合もあって、自然こうなっているようです。ギター、写真では見えませんが、あと一本レスポールが壁に掛かっています。計5本あります。
縦書きは最近ようやくいいプログラムに出会えました。欧米ソフトの日本版はページのスクロールが結構見づらいものが多いのです。
マックしかないかと思いますが、
Egword Universal
というのを使ってます。普段のビジネス翻訳では横書きで原稿をうっていったほうが、速度的にも、他のプログラムとのかねあいもよいのですが、文芸翻訳(イタリアの小説を訳しています)の場合、結局出来上がる本が縦書きですので、句読点の位置や、リズムがつかみやすい気がします。
まだ試行錯誤中ですが。
僕ももうオヤジじゃないかな。子供の頃は30は立派なオヤジだと思ってたし。今、32です。
2007年02月18日
23:10
lidoazu
にゃ〜!亮介くんの猫タン、抱っこしてもいやがらないし、めっちゃかわいいわあ〜。この写真最高ね!
イタリアでもどこでも、やはりワル、ワル〜をちっとイメージしてるオヤジは少々いるけど、私の中でホントのちょいワル〜はフラヴィオ ブリアトーレかな?しかし、ジローラモ氏との大きな差は、たった5分のインタビューでも聞いている人を納得させ、真実をぐさりと直撃するあのフレーズ。やはりほんまもんのワルですわ。ジローラモ氏、ぺらぺらワルじゃなくて、ホンマもんになって欲しいですね。あっ、でもそうしたら、雑誌のインスタントちょいワルコンセプトからはずれてしまうか・・・。
BiBiさんのコメントにも納得。先週訪れたSolomeoというペルージャから近い中世の小さな小さな廃墟だった町をすべて買い取り、少しずつ修復しながらも、自分たちのコミュニティを築き、世界でもトップレベルのカシミアニット会社をつくったBrunello Cucinelli氏。決して華やかではないけれど、味のある上質なものを使いきる大事さを教えてくれる素敵な会社でした。
ワンシーズン終わったら、もうゴミ箱へポイ文化はもう疲れますね。人間モノを作りすぎです。と、愚痴ってしまいました〜。
2007年02月19日
00:25
亮介@Montottone
http://it.wikipedia.org/wiki/Flavio_Briatore
顔写真がないな。後でゆっくり読んでみよう、、、
Solmeoの話、以前に光文社新書の「イタリア人の働き方」で読んだことあるよ。凄いよね。今度話聞かせて下さい。
ごみ箱へポイ文化、というより、「長持ちしないモノづくり・街造り」これはある意味日本の歴史的な文化だと言う話しを前回帰国時に友人としました。紙の文化と石の文化の違いみたいなところで。
ただ一億二千万でそれやっちゃうと、問題よな。リサイクルがフル回転すれば、問題ないんだろうけど。かつてはある意味、再利用のシステムもあったからね。
僕はどちらかと言えば、良いものを少数買って長持ちさせるほうが好きです。とは言え、大事にはしないで、使い倒すほうなんで、往々にして修理が必要になりますが。それもまた楽しみ。
ギター直さなきゃ、、、
年に二回のセールが終わろうとしていますな。
昨日はクラークスのちょっといい靴買ってしまったので、今、これまでの革靴を手入れ中です。
モカシン、バックスキンの汚れ落としは、専用の消しゴムもあるけど、目の細かい紙やすりも有効です。昨日、靴屋で聞いてきました。
普通の革は、時々、シャンプーするのもいいということで、石鹸水を含ませた布で軽くふき、すぐにから拭き、乾燥後、オイルを塗ってやりました。
これは、前掲の本にも載っていた話。ローマのヴィア・ヴェネトにはめちゃくちゃ美人な靴磨きがいて、大成功を収めているらしいのです、、、本が出た当時の話ですが。
2007年02月19日
00:34
亮介@Montottone
Eccola Lei!
http://www.sciusciachic.com/
2007年02月22日
23:52
kana
確かに、日本では「LEON」はずっと人気が続いてますね。ただ、チョイワルという言葉はもうすぐ死語へと変わるでしょう。私の働いているメーカーもこの雑誌に乗ると反応がとても良いです。電話で注文・・なんて言うのも結構ある。自分で着なくてサイズも色も似合うかわからないのに・・。個性と言うよりは、この雑誌に載っていれば間違えないと思ってしまう人が多いのでしょうね。ジローラモも、イタリア人といえばダ・ヴィンチの次に出るくらい有名になってます。どこが良いのか、私は?です・・。
物が溢れる、情報が溢れる社会は疲れます。そして、全部同じように見えてしまいます。自分のレンズが曇らないように気をつけたいものです。先日、イタリア出張でイタリアの綺麗な光を感じて、色んな意味で潤いました。
2007年02月23日
01:23
亮介@Montottone
ジローラモ、なんか大使館関連に強力なコネがあると聞いたことがあります。ルックスは、イタリア人に見慣れた我々には「be..quindi?」てなもんですよね(笑)
ただ、やはり様々なしきたりがある日本の芸能界でがんばってる彼を「偉い外人」とフォローする意見も、昔テレビ業界の人に聞きました。まあ、どうでもよい話ですが。
東京、物あふれてますよね。たまに行って買物するのは楽しい、、、と里帰りのたびに勝手なことを思います。
視覚的にはいってくる情報量のあまりの多さに、結局視界を狭くして歩かなければ、気が狂ってしまう、、、そんなかんじで真っすぐ前しか見ることができなくなる。新宿・渋谷あたりを歩き、満員電車に乗ると、そんなつらさを覚えます。
2007年02月26日
21:30
ミワ
ジローラモ、サッカーの解説者でも
頻出ですが、ギャグ?ジョーク?、が
おそろしくつまらんのですよ、うるさいだまとっけ。
雑誌ニキータの
「艶アデージョ(アダージョ?)でコムスメに勝つ!」
ってサブタイトルを初めて電車の中吊りで見た時は
大爆笑でした。
あたしはちょいワルなんかより
例えば中村吉右衛門のほうが断然色気もあって
かっこええ....と思いますが。ねぇ。
胸のVゾーンとかちら見せしなくていいっつ〜の。
2007年02月26日
21:58
亮介@Montottone
しまった、二キータ買ってくるの忘れてた!そっちのほうが大切だったかも知れない、、、、
ちょいワルおばさん、、、ただの意地悪ばあさんみたいだな(笑)
中村吉右衛門とか五右衛門のほうがかっこいいよな!
2007年03月08日
01:20
納豆の気持ち
昔話ですが、職場で机の配置位置が原因で喧嘩したことあります。斜めに置くのが許せなくて。場所取りだし、機能的じゃないし、動線が長くなるし。
机が一つだと斜め置きも素敵ですね。
2007年03月08日
01:35
亮介@Montottone
たしかにオフィスの中で、いくつもの机があっちむいたり、こっちむいたりしているのは、不便かも知れませんな。
斜めだと場所とる分、座ってる本人は余裕があって、いいですよね(笑)
最近、この(笑)がくせになってますね。コメント一回に最低ひとつは入れてしまう、、、単語登録もしてあるし。
w
という手、しばらくなんだか分かりませんでした。
:D
これは、イタリア人だとチャットで多用してますね。
2007年03月08日
01:37
亮介@Montottone
机の配置、斜めにして、後ろに回れないと、パソコンの接続いじるのが面倒くさいと言う理由もあります。デスクライトの足下の弁当箱みたいなのが、本体(Mac mini)とハードディスク(iomega Minimax250GB)です。
USB接続が全てBluetoothで済んでしまったら、かなりすっきりするんだろうなあ。