2007-04-26

取り合えず、一枚


とりあえず一枚。光も乾いてきて、麦畑の緑が美しい頃です。
もうすこし落ち着いたら、モントットーネ周辺の探検記も書きたいところ。(了)

2007-04-14

Prima di arrabiarsi coi cinesi di quartiere Sarpi MI

(un post per il forum Tizianoterzani.com)

Cari figli di Terzani,
da molto che non scrivo e non mi ricordo nemmeno come mi chiamavo una volta qui sul forum <_<
Dunque sono quel giapponese che ha tradotto il libro Lettere contro la guerra in linuga giapponese: Ryosuke a Montottone (AP).

Mi e' dispiaciuto molto sentire le notizie sulla rivolta di immigrati cinesi nel quartiere Sarpi a Milano. Ho cercato nel forum con la parola chiave "Sarpi cinesi" ma non sono riuscito a trovare nessun intervento e ho deciso di scrivere qui per presentare un'associazione che vi potra' aiutare a comprendere loro cinesi in Italia.

Asso Cina, associazione seconde generazioni cinesi

http://www.associna.com/index.php


Il forum nel sito e' l'unico posto virtuale dove si puo' dialogare in lingua italiana con gli immigrati cinesi, almeno quanto io sappia.
Credo che voi lettori dei libri di terzani sappiate quanto importante dialgare coi diversi.

Non so chi ha dato la prima botta, o vigilessa o signora cinese, e non credo che sia la cosa piu' importante da chiarire.
Ma la rivolta e' stata sicuramente un segno da parte degli immigrati cinesi che vogliono comunicarci qualcosa. Non sono piu' quelli semplicemente lavoratori zitti-zitti che non dicevano mai loro e sembravano per questo ancora piu' misteriosi ^_^

Buona occasione si presenta sempre nella vita, come diceva qualcuno che sapete tutti, questo sara' un'occasione per capire loro e cominciare a dialogare con loro.

buona fortuna a tutti

Ryosuke "ilgiapponese"

2007-04-13

イタリアで初の大規模な中国人移民と警察の衝突


昨日、ミラノのPaolo Salvi地区で300名ほどの中国人と警察の衝突があった。中国人側負傷者6名、警察側負傷者14名とのこと。
同地区には7000-10.000名とも言われる中国人移民が集中しているため、ミラノのチャイナタウンと呼ばれている。

市警の婦人警官が中国人女性から駐車禁止の罰金を取ろうとしたところ、女性が警官に殴りかかった(警察側の言い分)、または、警官が女性とその3才の子供に殴りかかった(中国人側の言い分)。そこに300名からの地域在住中国人が集まってきて、抗議、応援に駆けつけた警察と激しい衝突をしたということらしい。

ここ数ヶ月、同地区では警察による取り締まりが激しくなっていたという。中国人住民はそれを中国人の商業活動を妨害することだけを目的とした差別だとし、イタリア人住民はようやく当たり前の法治がおこなわれるようになったためだと主張している。

事件の真相は混沌としていて、まだ良く分からない。
僕が驚いたのは、これまでは新聞沙汰になるような目立った事件を決して起こそうとはしなかった中国人移民が立ち上がったことだった。チャイナタウンは静かに増え続け(中国人住民数 公称11万4000名、2006年istat)、その閉ざされた世界の拡大は地元イタリア人住民の不安を煽っているが、表ざたになる事件は少なく、それゆえ、数の割に中国人移民が話題になるニュースは少なかった。

「中国人は死なない、そのわけを知ってるかい?死んだ人間のパスポートをもって、新しい移民が来るからさ。死体は中国からの輸入品のコンテナでひそかに送り返されるんだよ」という本当だか洒落だか分からない話を、一体これまで何度、イタリア人に聞かされたことだろう。それくらいミステリアスな不気味な、見えない社会として中国人移民社会は見なされてきた。

もしかしたら、これは第二世代の若い中国人が増えてきたこととも関係があるのかも知れない。どんなに苦労があろうとひたすら静かに稼いで来た移民第一世代とは異なり、イタリア人と同じような格好をし、有る程度イタリア語も話すことができる若い世代。働くために働くよりも、いくらか生活を楽しみたいと思っている新世代。この世代が育つことで、イタリア人社会と中国人社会との間の相互理解・交流も進んでくるのではないか、そんなあいまいな期待を僕は前から持っていたが、今回は彼らの不満が爆発した結果の事件ではなかろうか。

またしばらくは、僕もイタリア人の冷たい視線を浴びることになるかも知れない。
ただそこで、僕は中国人じゃない、日本人だ、と言ってみることは、
上海出身の中国人移民が、僕はミラノで問題をおこした浙江省(かどうかは不明)の中国人じゃない、と言うのと、大して変らぬ無効な抗議ではないかと思う。
うまく説明はできないけれど、人間を国とか地域とかのレッテルを介して見ることしかできないのは、仕方ないのかも知れないけれど、悲しいことが多い。

写真ギャラリー「レプッブリカ」紙

元記事「ピースリポーター」


2007-04-10

妻がホビットに見える散歩道

昨日は復活祭のため祝日。午前中一杯仕事をした後、午後はふたりで村のそばの新開拓ルートを散歩。

村の周辺、半径5キロ以内の道はあらかた歩いたり、バイクで通ってみたりしてきたつもりだったが、空白地帯があったことに気付き、先週、見つけたルートだ。田舎とは言え、アスファルトで舗装されていない長い散歩道はなかなか見つからない。いいな、と思う道があっても、古い道で廃道になっていたり、途中で畑になっていたりして、なかなか思う通りには行かなかった。

観光のネタにするためか、一部の村・街にはsentiero「小道」と記された黄色いちっぽけな看板があり、こんな地図でルートもしるしてあるのだが、これまた頼りにならない。

一度は看板に従ってふたりでMTBで谷底まで下りて行ったら、河を渡る道がなくて、もと来た道を泣く泣く戻ったことがあった。第一、この地図がどこで手に入るのかも分からない。多分、散歩道計画は予算の都合で丸投げになったのだと思う。

または、僕のような見知らぬアジア人窃盗団のスパイらしき人物が、静かな人里離れた農家の前の道をバイクでブンブンうろちょろするのは困るという批判も出たのかも知れない。農家を狙った空き巣も時々居るし。そんな批判は出てないかも知れないけれど、適当な道を入って行くと、突然、農家の庭先で道が終わり、犬に吠えられつつ退散というのは良くある。非常にばつが悪い。

最近は言い訳も上手くなったし、昔よりはずぶとくなった。このルートにしても、そんな農家で道を訊ねて見つけたのだから、悪いことばかりではない。

先日、ようやく地形図を手に入れた。

いくら大きな本屋に行っても地形図が手に入らない(日本だったら地形図は大きな書店でも売っているし、国土地理院のホームページでただで利用することも出来る)、というのが冗談抜きに長年の悩みだった。軍事上の機密だろうか、とさえ、思っていた。なんのことはない、イタリア人はそんなものには、多分、興味をもたないのだ。自分の生まれた土地の外がどうなっているか、地図の上で抽象的に示された場所なんてものには、余り興味がないのだろう。多分、身体的な地理感覚だけで満足してしまうのだと思う。

イタリア軍の地理院のホームページで購入したそれは、なんと50年前の地図で、今はある道が書いてなかったり、今なき道が書いてあったりで、地形を見る以外にはちょっと不便な地図だ。昔のルートを探すのにはいいのだけど。最新版は売り切れ、とは言え、50年前の地図じゃあ困るのです。うちの舅は喜んでましたが。

ともかく、なかなか理想的な散歩ルートが見つからないのです。
理想的な散歩ルートとは、
1. 高低差があまりない
2. 途中に森がある(麦畑の丘もきれいですが、生き物の気配がない)
3. 舗装されていない
4. 車が通らない

その点、昨日のルートは片道30分ばかりですが、良かった。リスも見ました。一匹は高い木の上に、もう一匹はこのように成仏してました。多分、犬にでもやられたんでしょう。

指輪物語の最終話をテレビで先日見たばかりなので、前を行く妻がホビットに見えて、おかしかった。


昔は、みなが水を汲みにきた場所らしい。今も残る、農業用水の井戸。こんな風に歩いていると、廃屋がたくさんあります。あれもいいな、これもいいな、と金もないのに、理想の隠れ家を探し回るのも楽しいものです。





2007-04-06

聖なる金曜日 Venerdi' santo

今日はキリストが2007年前に磔(はりつけ)にされた日だそうで、
村の教会のマリア像をかついで、夜、村びとたちが村のぐるりを聖歌を歌いながら一周します。
家の前を通って行く行列とおみこしのようなマリア像を見ると、みんな歩いてるし、着いて行きたい気分もするのですが、それでもやはり、仲間には決して入れないような寂しい気分がする日です。

行進はキリストの引き回しを模したものらしく、所々で停っては、「第12ポイント、ここでキリストが磔になりました、、、」という具合に、その度、説教をして行く仕組みになっています。

マイクを使って説教をするもんで、どうしたって、聞こえてきます。
高い部屋から行列を見下ろすのもはばかれる気がするし、かといって、聞こえぬ振りもできぬし。
聞こえてくるけど、何年経っても、こればかりは仲間には入れないんだなあ。

アヴェ・マリア、主はお前とともにあり
Ave Maria, Signore e' con te
あらゆる女のなかで、最もめでたき女よ
tu sei benedetta fra le donne
ほむべきかなお前の乳で育った者、キリスト 
e benedetto è il frutto del tuo seno, Gesù.

キリストはともかく、優しそうなマリア像には付いて行きたい気もするのだけど

2007-04-02

自己援助物資「心の糧」到着!


届きましたよ!
遠い日本から文字通り海を渡り、恒例の「印刷物特別郵袋便」が!
嬉しいですねえ。自分で送っておいて何ですが、クリスマスプレゼントみたいに嬉しいです。海外在住の本の虫には、本当に嬉しいんです。ああ、懐かしの座間市立図書館、、、

印刷物特別郵袋便、ものすごく堅いこの名前も好きです。印刷物=本などを船便で比較的手軽な料金で海外に送ることのできる郵便局のサービスです。
毎回帰国するたびに、平均三十キロからの本(主に古本)を買いあさり、送ることにしています。
ラベルを見るに、海老名郵便局から川崎港へ、そこから船でジェノヴァ港、そしてミラノ郵便局、さらにモントットーネ郵便局へと旅をしてきたようです。
今回は2ヶ月ちょいかかりました。
33キロを2袋に分けて、計12,750円。安いもんです。写真はその半分、約21キロ分です。

イタリアに航空便(SAL便含む)で本を送ると、古本と明記しても、最近では関税がかかるようになってしまいました。ところがこの船便利用の特別郵袋便には幸いなことに無税となっています。

郵便局様、どうか民営化が進んでも、今の料金体系を維持して下さい。そして、このズタ袋は今のまま変えないで下さい。あんまり見栄えが良いもので送られると、イタリアの税関がチェックするかも知れないんで(笑)

さあて、またこれで乱読に淫してしまうなあ。仕事せねば、、、

今朝は早起きして数ヶ月ぶりに軽くランニング。朝霧のかかった風景も素晴らしかったのですが、一眼レフカメラを持ってどうやって走るかは、まだ検討中。
写真は、朝の光に妙にかっこよく見えるギターです。