2008-04-30

またネコに死なれ

日本の家族と電話でネコの話をして、数時間後、うちのネコが前の道路で轢かれた。家の前で轢かれたうちのネコを庭に埋めるのはこれで3 - 4度目か。最近しばらく事故がなかったが、やはり確率の法則は裏切らなかった。

道路を横切って向こう側に遊びに行く癖のついたネコだったから、多少の覚悟はあった。でも、つらい。まだ温かいネコを抱えて庭に向かうのは。

頭をやられたらしい。道路から抱き上げて間もなく、動かなくなった。おそらくまだ体が動いている時も、気は既に失っていたはず。「苦しむ間もなかったはずだよ」と、事故の瞬間を目撃してしまった妻をなぐさめる。あまり救いにもならない言葉だが、どうせ死ぬなら、苦しみは短いほうがいいに決まってる。死ぬネコにとっても、看取るほうにも。

ネコはもう苦しんじゃない。死んだのだから。体はまだ温かいけれども。

庭の片隅に土を掘り、楽な格好で横たえてやり、頭を西方浄土の方に向け、お気に入りのおもちゃを入れてやり、柔らかな毛並みをもう一度なで、白布をかけ、土をかぶせ、線香をたて、手を合わせる。

そして、道路に水を打ちに行く。

速すぎたのだ、ネコには。
わたしたちのスピードは、いくらなんだって速すぎる。
こうして死なれる度に、それを思う。
今の人間のスピードは、いくらなんだって速すぎる。

さよなら



E' morta la gatta nostra stasera. Come tante altre gatte anche questa, attraversando la strada davanti a casa, travolta da una macchina che andava troppo forte.

"La velocità ci uccide", è proprio così, oggi noi umani camminiamo troppo veloce. Poi, tutta sta fretta, per arrivare dove?

3 comments:

  1. la macchina andava troppo veloce...... come dice un proverbio italiano molto antico "la madre degli imbecilli è sempre incinta"

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  2. Finche' saro' anch'io al volante, non potrei mai incolpare nessuno a tutta ragione...anzi, mi avrebbe accusato l'autista se fosse successo qualche incidente evitando la gatta che attraversava!

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