2008-02-10

初のスノーシュー山行、於 Lago di Pilato invernale

Lago di Pilato, Primo giapponese con le ciaspole, forse.
Che silenzio che c'era,,,

本格的な冬山に入ったのは何年ぶりだろう。

昨年の無雪期に何度も上ったフォーチェ村の谷(945m)からピラート湖(1940m)までのコースを登った。余裕があれば、ヴェットーレ山の頂(2400m)まで行ってしまいたいとも思っていたが、登り始めが9時と遅かったこと、風が強かったこと、予報も天候悪化の傾向にあったこと、時折ホワイトアウト(視界全体が雲などで真っ白になって方向音痴になる状態)にもなったので、ピラート湖までで折り返した。



この低い雲があと5秒で下りてくると、ホワイトアウト。岩が見えたはずの方向に向かって登る。


salita
Foce (945m) 8.50 ---> sopra le Svolte(1480m) 9.50 ---> Lago di Pilato (1940m) 12.00
discesa
Lago 13.00 ---> Foce 15.30
慣れぬスノーシューで雪面を進んだため、所要時間は夏の3割増程度。

天気には恵まれなかったが、当初の目的であったスノーシュー(snowshoes)での歩行実験がうまくいったので満足。ワカンのように、足が沈み込んでしまうような軟らかな雪面で使うものというイメージばかりがあったが、軽くクラストした堅めの斜面でも、力を込めてフラットに踏みしめるとかなりフリクションが効いて、軽アイゼン的な使用も出来るような手応えを得た。


仏TSL社のRANDO 225モデル。うれしいことに未だにMade in Franceだ。特価約一万円で手に入れた。モデルチェンジがあるのかもしれない。


弱点は左右で約1.5キロと背負って歩くにはちと重いこと。スノーボードを担いで歩く人には笑われてしまうかもしれないけれど、軽量のテント並の重量だ。日本独特の山道具、軽さが自慢のワカンもいつか持ってきて、使ってみたい。

氷河地形のカール(圏谷)の底を登ってゆくルート。急登のLe Svolteの上部1450mあたりから雪がつき始めた。湖の辺りは吹きだまりで1メートル程の積雪か。カールの左右には典型的な雪崩地形の沢がいくつもあるが、崩れた跡はまだ殆どなかった。このところ急な大量の積雪があったという話もないし、斜面も落ち着いているのだろう。フォーチェの小屋の人が雪崩の心配はないと言っていたも安心材料だったが、春先など、条件によってはやはり危ないだろう。怖いのは雪崩。メカニズムは本で勉強しているが、学べば学ぶほど予測が困難なものだという気がしてくる。やはり地元山岳会に潜入して、もっと情報を収集したい。次回は早めに出て、同じルートからヴェットーレ山登頂、またはどこかで雪洞掘りを試してみようと思う。


ピラート湖、雪で覆われていてどこにあるのか不明。Lago di Pilato, dovrebbe essere nascosto sotto questa neve...





ピラート湖の横にそそり立つCima del Redentore

2 comments:

  1. Posso solo immaginare quale senso di calma e silenzio poteva esserci tra quelle incantevoli cime...

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  2. E' assai facile arrivarci con le ciaspole. Solo che pensando ai rischi possibili, sopratutto cambiamenti improvvisi del tempo, devo consigliare di attrezzarsi bene chiunque voglia andarci. Poi la valanga...non ne ho visto quasi nessun segno, ma dovrei avere più informazioni su di lei...

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