現在、所有ギター数
日本から持ってきたアコギ(ヤマハLD10、マーチンD35)2本
中古でこっちで購入したエレキ(エピフォン・レスポール)1本
妻にプレゼントした(という言い訳つきの)3/4サイズ・ミニギター(テイラーBaby)1本
そして、前回帰国時に購入したエレガット(タカミネTDP110)1本
計5本、、、
ブルースをぶんぶん鳴らせるギブソンギターが欲しい!
そんな思いを抱えて前回日本に帰国したものの、結局買えなかった。ギブソンは中古で探してみたものの、予算内で良いものが見当たらなかったのと、実際自分が惚れていたのはほとんど音そのものより 「ブルースはギブソン」というイメージでしかなかったこと、人気の高いギブソンよりも同じ値段なら別のブランドでもっと良いもの(ギルドとか)があるのではないか、、、などといった逡巡を重ねるうちタイムオーバー。買ったのは手持ちに無かったガット(クラシック弦)ギターだった。
中古楽器は、電化製品・中古カメラ・本とならぶ、日本の方が安いもののひとつなのです。
モントットーネ帰投後のある日、というか4日前のこと。
生まれて初めて買ったギターであるところのヤマハ LD10を眺めていた。
もはや10年以上を経たこのギター、購入当時6万、台湾製、なかなか悪くない音を出す。
三島の学生時代に駅前で雪の中ブルーハーツを弾きまくったり、中国留学時代にも活躍しまくった、一番良く弾きこんできたギターだ。
よくよく見ると、バインディングもしっかり貝(かプラスチック)で綺麗に仕上げられており、未だ、ネックの異常もない。ミディアムゲージを張りっぱなしで放っておいたにしては、すごぶる状態も良い。
それに引き換え、4倍以上の大枚を払ったマーチンは何だ。買ったその年から、妙な塗装剥げやネック起きが発生、トラブル続きである。大学時代、みんなには、「ギターじゃなくてケースがウン十万するんじゃねえの」と馬鹿にされてきた(みんな、イタリアにきてから乾燥しているせいか、マーチンも鳴り出したよ)。
さらによくよく見ると、このギター(バック緑の写真)、肩が丸い。あこがれていたギブソンJ-45(バック白の写真)と一緒だ。音だって、繊細なマーチンD35よりは、ずっとメリハリがあって粗っぽくて、いい意味で安っぽくって、ブルースっぽい。
このヤマハ、ギブソンにしてしまおう!
そう決まってからは早かった。道具は全て揃っている、なにせ義父は家具大工だ。
1. 紙やすりでトップの塗装を落とす
2. 長年の扱いの悪さから入ったクラックは、湯煎をして作った動物性のニカワで全て補修。乾燥時、クランプの届かぬところは、強力なマグネットで代用して固定。
3. 紙やすりで仕上げ、木板に直接スポンジで水性塗料でサンバースト塗装をほどこす。
4. 着色終了、乾燥後、ニトロと呼ぶクリアー塗装で下塗りを施す(義父がやってしまった)。
5. 乾燥後、紙やすり仕上げ、
6. セラック(バイオリンにも使われる伝統的ラッカー、gommalacca)を何度も塗り込み、仕上げて行く(これも義父がほとんどやってしまった、、)
7. つや出し剤を使用して、仕上げ!
完成です、名付けて、Yama-Son LD-10です!
どうですか、新品のギブソンよりも、ブルージーなギターができ上がりました!
あとは、カナダ人ハーモニカ吹きの友人がアジア出張から帰ってくるのを待つだけだ、、、それまでにバディガイ並に腕磨いといてやるぜ、、、
マニアックな自己満足なので、コメントのしようがない、、、かな(笑)
ReplyDelete写真奥のエレキ(レスポール)は、今回のヤマハとは逆に、安っぽいサンバーストを全部落として、トップをセラックだけで仕上げました。ネックとサイド・バックはオイル仕上げ。良い感じです。
うっひょーーー♪
ReplyDeleteめっちゃかっこいーーー!
と、楽器ネタなんでひさびさに食いついてみた(笑)
音も聞いてみたいっす。
あぁ、俺もギター練習したひ。。。
亮介@Montottone さんは書きました...
ReplyDeleteおお、たくちゃん。お久しぶりだ。
Adslも来たし、このあいだはじめて君のバンドの曲(作詞作曲タクヤ、Glayみたいだなw)を聞いてみたよ。思ってたよりずっと完成度高かったので、正直驚いた。ボーカルの娘も良い声だね。変な歌手より全然上手いじゃん、、、
俺の好きなカルロ・ベルドーネというコメディアン・映画監督・俳優がいるんだけど、彼の映画で、君みたいなキーボード弾きアレンジャーが女性ボーカルとユニットを組むんだけど、売れ出してきたところで、ボーカルが彼を置き去りにしてメジャー契約してしまうという悲しい物語があったな。
メグさんに捨てられないように(笑)
映画(邦訳)「アイリスにぞっこん」ありました